
大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる
井堀 利宏
KADOKAWA / 2018-11-22
この本について
仕事でも日常でも、「値段が上がったら人ってどれくらい買わなくなるんだろう」とか、「なぜあの商品は高くても売れるんだろう」といった疑問を持つことが多いのに、いざ考えようとすると感覚だけで判断してしまうことがあります。自分もずっとそんな感じで、意思決定の精度が上がらないままモヤモヤしていました。 この本は、そういう“なんとなく理解しているつもり”の部分を、図と仕組みでつなぎ直してくれる感じがあります。たとえば、価格が動いたときに需要がどれくらい動くのかという「弾力性」。抽象ワードに見えますが、塩や宝石の例で、なぜ財ごとに反応が違うのかを腑に落ちるレベルまでかみ砕いてくれます。さらに、短期と長期で需要も供給も傾きが変わるという視点は、値付けや需要予測を考えるときにそのまま使えます。また、価格変化の裏に「代替効果」と「所得効果」が同時に走っているという説明を読むと、表面の数字だけ見て判断していた自分に気づかされます。 経済学を専門にやるつもりはないけれど、仕事の判断や生活の選択をもう少し論理で支えたい人にちょうどいい一冊です。自分と同じように、“勘と経験だけで判断していることが多い気がする人”には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの63%が集中しています。
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