
大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる (角川文庫)
井堀 利宏
KADOKAWA / 2018-11-22
この本について
仕事で数字を扱っていると、「これって結局どういう仕組みで動いているんだろう…」と急にモヤッとする瞬間があります。合理的に考えているつもりでも、判断がぶれるし、経済ニュースを見ても“表面の言葉”しか拾えない感じが続く。自分も長くその状態で、なんとなく腑に落ちないまま過ごしていました。 この本を読んで救われたのは、経済学の視点ってもっと素朴で実用的なんだとわかったことでした。たとえば「人は常に合理的とは限らないけれど、長い目で見ると合理性で説明できることが多い」という前提は、日常の判断にも使える軸になりますし、「すべては相対的に決まる」という考え方は、値段や時間の使い方など、迷いがちな場面の基準にもなる。さらに、政府の政策がうまく機能しない理由や、外部不経済の測定が難しいといった“現実のややこしさ”にも触れていて、単純な理想論ではなく、実務に近い感覚で読めるのがありがたいところです。 読み終わるころには、景気の話やニュースの数字が「なんとなくの雰囲気」ではなく、仕組みとしてつかめるようになります。勉強というより、世界の見え方が少し整理される感じに近いです。仕事で判断に迷うことが多い人、あるいは経済学をきちんと学んだことがないまま社会人になった人には、とくにしっくりくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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