
シェルプログラミング実用テクニック
上田隆一、USP研究所
技術評論社 / 2015-06-15
この本について
シェルを書いていて、ちょっとした処理のつもりが気づけば泥沼化していることってありませんか。標準入力と標準出力の流れが曖昧なまま書き進めてしまったり、正規表現の挙動に確信が持てなかったり、データ量が増えた瞬間に一気に遅くなる…自分もずっとそのあたりがモヤモヤの源でした。 この本は、そういう「細かいけど毎回つまずく箇所」に地に足のついた形で答えてくれます。たとえば exec で標準エラーを切り替える発想や、まず grep で件数を落とすという基本の徹底、検索結果を1行1件に並べる -o の使いどころ。さらに xargs や名前付きパイプをどう扱うと処理の流れがシンプルに保てるのか、変数を極力増やさない方が読みやすい理由など、実際の作業中に「あ、これ困ってたやつだ」と思い出せるレベルの話が多いです。 読みながら、シェルは魔法じゃなくて「標準入出力をどう流すか」という設計の積み重ねなんだと、だんだん頭の中が整理されてきました。特殊変数の $$ をどう活かすかとか、拡張正規表現のクセとか、タブ入力の小技みたいな細部も、実務で効くものばかりです。 シェルを“雰囲気”ではなく“理解して扱いたい人”には、静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの47%が集中しています。
読書の順序
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