
EV(電気自動車)推進の罠 「脱炭素」政策の嘘
加藤 康子、池田 直渡、岡崎 五朗
この本について
EVの話題って、専門用語や理想論ばかりで「結局、日本はどこへ向かってるのか?」が見えづらいんですよね。僕もニュースを追いながら、何となく違和感はあるのに、その正体を言語化できなくてモヤモヤしていました。 この本は、そのモヤモヤの輪郭を具体的に示してくれます。たとえば、EV化が進むほど電力とバッテリーの問題からは逃れられないこと。さらに、庶民が住む普通のマンションで充電をどうするのか、という生活レベルの話まで踏み込んでいるのがありがたいところです。理想論の手前にある「現実の制約」を丁寧に拾い上げてくれるので、政策や企業の判断を自分の頭で考える入口になる感覚があります。 もう一点、印象に残るのは国際政治の重さです。中国がどんなルールを敷いてきたのか、日本がどこで手を抜いてきたのか。技術や市場の話の裏で動く“交渉力”が、こんなにも未来を左右するのかと考えさせられました。これは賛成・反対の話ではなく、「ちゃんと勝ち筋のある土俵に立てているのか?」を冷静に見たい人ほど刺さると思います。 理想だけでも、悲観だけでもなく、現実を直視したうえでどう考えるか。そんな視点を持ちたい人に向いている一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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