
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 7 (MFブックス)
理不尽な孫の手 and シロタカ
KADOKAWA / 2017-09-23
この本について
人間関係で「最初の印象が悪かっただけで距離を置きたくなる」とか、「嫌な奴はどう扱えばいいのか分からない」とか、仕事でも日常でもつい引っかかる場面ってありますよね。頭では分かっていても、つい相手を一枚のラベルで決めつけてしまうこともあるし、自分の中の余裕のなさに気づいて落ち込むこともあります。 『無職転生 7』を読んでいて刺さったのは、まさにその“人との距離の取り方”みたいな部分でした。抜粋にある「初対面の印象が悪かったからといって、全てを否定するような口調で語るのは好きではない」や、「嫌な奴は嫌な奴なりに、ダメな奴はダメな奴なりに頑張っている」という視点は、ファンタジーの世界の出来事というより、日常の小さなつまずきにそっと効いてくる感じがあります。数字や効率だけで人を判断する連中への違和感も、現実の職場でも見覚えのある風景だと思います。 そして、木彫りのペンダントみたいな細かい“誰かの気遣い”が効いてくる描写が、この巻では妙に印象に残りました。派手な戦いや成長の裏側で、人と人の距離が少しずつ変わっていく。その積み重ねが、読み手の私たちにも「もう少しだけ相手を立体的に見てみるか」という気持ちを残してくれるんですよね。 人との関係に疲れやすい人、最初の印象だけで後悔しがちな人には特に刺さる巻だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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