
ペルシア王は「天ぷら」がお好き? (早川書房)
ダン ジュラフスキー and 小野木 明恵
早川書房 / 2015-09-25
この本について
仕事でも日常でも、「自分の選んでいるものって、どれくらい“理由”があるんだろう?」というモヤモヤがつきまとうことがあります。レストランで値段を見て迷ったり、流行りの言葉がいつから使われ出したのか気になったり。そういう小さな疑問って、意外と自分の判断基準そのものに関わってきますよね。 この本は、そんな“なんとなくの基準”を一度外側から見直すのにちょうどいい一冊でした。たとえば、Google の N-gram コーパスを使うと、言葉がどの時代にどう登場し、どんな背景で広まったのかが一気に見えてきます。普段の会話で何気なく使っている語彙が、実は長い歴史の上に積み重なっているのを知ると、自分の言葉の選び方にも少しだけ自覚が生まれます。 また、食べ物の「産地アピール」ひとつをとっても、高級レストランの戦略なのか、ジャンクフードの商品設計なのかで意味が変わってきます。自分が何を“高級”と感じているのかが揺らぐ瞬間があって、買い物の判断が少し丁寧になるというか、無意識の反応に距離を置けるようになります。 言語や食文化の話が中心ですが、どれも日常の選択の裏側をそっと照らしてくれる内容です。物事をそのまま受け取るのが苦手で、「背景まで知っておきたい人」にとっては、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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