
ほんとうの法華経 (ちくま新書)
橋爪大三郎 and 植木雅俊
この本について
最近、「過去の失敗に今も足を引っ張られている気がする」とか、「自分だけ成長が遅れているんじゃないか」といった漠然としたしんどさを抱えている人とよく話します。僕自身もよく同じところでつまずきます。そんなときに読み直したのが『ほんとうの法華経』でした。仏教の話と聞くと身構えるかもしれませんが、この本はむしろ、日常の行き詰まりをほぐすための“別の角度”を静かにくれる一冊でした。 特に効いたのは、仏教の時間の捉え方です。過去が現在を決めるのではなく、「今の自分がどう捉えるかで過去の意味が変わる」という視点。これに触れるだけで、後悔に縛られていた感覚が少しゆるみます。また、人は誰でも差別なく仏になれる、いわば可能性は最初から全員にもれなく用意されているという一仏乗の考え方も、自己評価が低くなりがちな時期に心を支えてくれました。さらに、教えをただ文字で追うのではなく、自分の耳で受け止めることを重んじていたという話があり、知識を積むだけで安心しようとする癖にも気づかされます。 歴史や経典の背景にも触れつつ、でも押しつけがましくなく、「今の自分をどう見るか」という一点にそっと戻してくれる本です。過去の意味づけで悩みやすい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




