
フェルドマン博士の 日本経済最新講義 (文春e-book)
ロバート・アラン・フェルドマン
文藝春秋 / 2015-11-25
この本について
最近、日本経済のニュースを見ても、自分の生活とどうつながるのかよく分からないままモヤモヤして終わることが多いんですよね。アベノミクスって結局どうだったのかとか、欧州や中国の情勢が日本にどう響くのかとか、気になるけれど腰を据えて理解するのはなかなか重い。僕自身も同じで、「今の日本ってどこが強みで、どこが課題なんだっけ」とよく迷っていました。 この本は、そのあたりの霧を少し晴らしてくれました。たとえば、日本が実は農地や水という基盤をかなり強みにしている一方で、人材育成や労働の流動性が弱点になっている、といった“現実の凸凹”がはっきり見えてくるところ。欧州が合理性と政治がかみ合わず苦労している話や、中国が関税を下げた背景の説明も、日本との対比で腹に落ちます。アベノミクスの成果についても賛美ではなく、何が動き、何が動いていないのかを具体的に追っていて、単なるスローガンとは違う目線が持てます。 大きな経済の話なのに、読んでいると自分の働き方や転職、市場の動きとの距離が近くなる感覚があるので、「ニュースを流し見しているだけだと不安になる」と感じている人にはちょうどいいと思います。実務に落とし込めるヒントがほしい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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