
今まででいちばんやさしい「奇跡のコース」
アラン・コーエン、積田美也子
フォレスト出版 / 2016-01-01
この本について
人と向き合うとき、自分の中のざわつきに振り回されてしまうことってありませんか。相手の言動に過剰に反応してしまったり、「現実を見ろ」と言われると妙に胸がざわついたり。頭では冷静でいたいのに、心のほうが先に反応してしまうあの感じです。僕自身もそこに何年も悩まされてきました。 この本が効いたのは、「外で起きていることがすべて自分の投影だ」と決めつける話ではなく、なぜ自分があの瞬間に傷つくのか、その視点そのものを少しずらしてくれたことです。たとえば、誰かが権力を持っているように見えても、それは自分が相手に力を与えているという見方を差し込まれるだけで、いま目の前の圧力の感じ方が変わります。また、パートナーや身近な人への不満が「相手の問題」ではなく、自分が避けたい部分を投影しているだけかもしれないと気づくと、関係のほぐれ方がまったく違うものになる。さらに、他人の基準に合わせて生きようとするクセについても、「満足させる相手は本来どこにもいない」という感覚がストンと落ちて、頑張り方の方向を少し調整できるようになりました。 大げさに世界が変わるというより、自分の内側の反応が静まることで、外の景色が同じでも受け取り方が変わる本です。対人関係で疲れやすい人や、つい自分を責めがちな人にはとくに届きやすいと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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