
荒野に獣 慟哭す 3 獣王の章 (徳間文庫)
夢枕獏
講談社 / 2014-07-15
この本について
仕事でも人間関係でも、「ここだ」と思ってつかんだ手がかりが、次の瞬間にはすり抜けていくことってあります。自分では追えているつもりなのに、気づくと全然ちがう方向に走っていたりして、何が正しいのかよく分からなくなるあの感覚です。あの抜粋を保存した人は、きっと“見つけたと思った線をどう維持するか”に引っかかったんじゃないでしょうか。 『荒野に獣 慟哭す 3』は格闘や追跡のスリルが中心の物語なんですが、その動きの裏にある「人が何を根拠に判断するのか」が妙にリアルなんです。匂いをたどるように状況を読み、勢いを維持するはずが、思わぬ落とし穴に足をすくわれる。自分の勘を信じたいのに、相手の一手で世界が裏返る。この揺れ方が、日々の判断の不確かさと重なってきます。 読んでいると、目の前の情報に飛びつきすぎないことや、勢い任せの判断ほど崩れた時に立て直しづらいことを、物語の流れの中で自然と感じさせてくれます。かといって説教くさくなく、ただ登場人物たちの体の動きや感覚を追っているうちに、自分の思考のクセが少し見えるようになる。そういう読み味があります。 自分の勘や判断の揺れに振り回されがちな人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの100%が集中しています。
読書の順序
この本の後に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要






