
FinTech革命~テクノロジーが溶かす金融の常識~(日経BP Next ICT選書)
日経コンピュータ
日経BP / 2015-12-12
この本について
金融まわりの仕事をしていると、「結局どこから手を付ければいいのか」「APIとか言われても、自分の業務にどうつながるのか」がぼんやりしたまま時間だけが過ぎていくことが多いですよね。早く動きたい気持ちと、仕組みの大きさに腰が重くなる感じ、僕もけっこう抱えていました。 この本は、そんなモヤモヤを少しずつ実務レベルに落としてくれるタイプです。たとえば、ブロックチェーンやAPI連携の話も、「技術がどうすごいか」より、「現場で何が起きているか」に寄り添って書かれているので、自分の仕事にどんな影響があるのかイメージしやすいんです。銀行APIが“公開されればいい”ではなく、“使われなければ意味がない”という指摘などは、技術導入の現場感に近くて、なるほどと何度も頷きました。また、アマゾンが決済データから融資判断をするように、データがどんなふうに金融の意思決定を変えていくのかも具体的に描かれていて、従来のやり方とのギャップがそのまま学びになります。 結局のところ、FinTechは“未来の話”ではなく、“どの部分を自分の業務に組み込めるか”という視点で見ると急に腹落ちしてきます。この本は、その視点をつくるための材料がとても多い。技術の潮流をただ追うのではなく、現実的にどう活かすかを考えたい人に特に刺さる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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