
ためない練習―――大事なものだけ残していく、人生のヒント
名取 芳彦
SBクリエイティブ / 201701
この本について
最近、自分の部屋も頭の中も「なんとなく重いな…」と思うことが多くて、原因を探してみたら、物だけじゃなく気持ちまでため込んでいるだけでした。周りと比べて焦ったり、よく見せようとして疲れたり、どうでもいい小さなことに引っかかったり。こういうモヤモヤって、放っておくと勝手に増えていくんですよね。 この本は、仏教を土台にしながら、その“ため込みぐせ”の正体をひとつずつほどいてくれます。たとえば「自分をよく見せようとすると劣等感が生まれる」とか、「人は物で飾らなくても生きているだけで十分」とか、やさしい言い方なのに妙にストンと落ちる言葉が多いんです。個人的に効いたのは、買い物や執着を手放すときの視点で、旅先の荷物のように“今の自分に本当に必要か”を問い直すだけで、心の余白の量が変わってきました。 また、「先送りしたくなったら、これは延期か、逃げか」を自問する話も地味に効きます。行動を変えるための強制ではなくて、今の自分を「まあいいか」と受け入れたうえで、少しだけ前に進むヒントをくれる感じです。 物も気持ちも減らしたいけど、いきなりミニマリストみたいにはなれない…そんな人にはちょうどいい一冊だと思います。読んでスッキリというより、読んだあとに“余白を作れる自分に戻れる”本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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