
ヤバすぎる経済学―常識の箱から抜け出す最強ロジック
スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー、望月 衛
東洋経済新報社 / 2016-04
この本について
仕事でも日常でも、「人はどうしてこう動くんだろう…」と予想が外れることってありますよね。自分なりに考えても、表向きの理由と本当の行動原理がズレている気がして、なんとなくモヤモヤだけが残る。今回の抜粋を保存した方も、おそらくその“ズレ”に引っかかったんじゃないかと思います。特に、援助交際という普段は語られにくい世界で、広告費やリスク管理、機会費用まで冷静に語られている点に、常識の外側のロジックが急に立ち上がる瞬間があります。 この本が面白いのは、こういう“タブー寄りの現実”をセンセーショナルに扱うのではなく、経済学の道具で淡々と読み解いていくところです。例えば、なぜ照会システムのような仕組みが必要なのか、そこにどんなインセンティブが働いているのかを理解すると、「人は環境やルールで行動が変わる」という当たり前のようで見落としがちな視点が自分ごとに引き寄せられます。また、彼女たちが語る“目に見えないコスト”の話は、仕事の選択やキャリアの折り合いを考えるときにもそのまま応用できるところが多いです。 常識の外で起きている事例を読むことで、自分の思考の前提がどれだけ狭かったかに気づける本だと思います。変な正しさに寄せず、現実の力学をちゃんと見たい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの75%が集中しています。
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