
弱キャラ友崎くん Lv.1 (ガガガ文庫)
屋久ユウキ and フライ
小学館 / 2016-05-23
この本について
人と話すとき、何を言えばいいか急にわからなくなるとか、声のトーンが自分では頑張っているつもりなのに「暗い」と言われて落ち込むとか、そういう小さなつまずきって意外と放置しがちですよね。僕もずっと「会話って才能なんじゃ…」と割り切っていたタイプなんですが、この本を読むと、そういう悩みって案外もっと手前の“具体的な作業”でどうにかなるんだな、と腹に落ちます。 たとえば、話題を前もってストックしておくとか、テレビに相槌を合わせて練習するとか、姿勢を直すと声が変わるとか。正直かなり地味で、やってる本人からするとちょっと情けなくもなるんですが、でもその「地味な作業」が外から見るとちゃんと変化になるんだと描かれていて安心します。自分が「大げさすぎるんじゃ?」と思っている相槌が、他人から見ると自然だったりするところなんて、経験ある人も多いんじゃないでしょうか。 そしてこの作品が丁寧なのは、「行動したから偉い」みたいな雑な持ち上げをせず、うまくいかない日や恥ずかしい瞬間もぜんぶ含めて前に進む感じをちゃんと描いてくれるところです。負けたときほど経験値が入る、という言葉も、無理に前向きに励ますんじゃなくて、実際の積み重ねとして響きます。 自分でも変わりたいけど何から手をつければいいのかわからない人、特に「会話の場で残機ゼロ感が出る人」にはしっかり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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