
偽物語(上) (講談社BOX)
西尾維新 and VOFAN
この本について
最近、人との距離感とか、自分の“正しさ”みたいなものに妙に疲れることが多いんですよね。議論になっても、強い声に押されると「あれ、今のって意味あったっけ?」と急にわからなくなったり。深く考えすぎても空回りするし、かといって流されるのも違う。でも、そのバランスって誰も教えてくれないまま大人になってしまう気がします。 『偽物語(上)』を読んでいると、その曖昧さに対してちょっとだけ呼吸がしやすくなる瞬間があります。たとえば「考えすぎるな、適度に思考し適度に行動しろ」という言葉。正しさの基準を外に探すんじゃなくて、まずは足元の現実を動かすところからしか始まらないよな、と妙に落ち着きます。あるいは「舞台裏を知ったところで、知らないことが増えるだけ」というセリフ。真実を知れば迷わなくなるわけじゃなくて、むしろ迷いの種類が増えるだけなんですよね。その感覚が言語化されているだけで、ちょっと楽になる。 登場人物たちの軽口や掛け合いも、一見ふざけているようで、子供と大人の境界とか、正義の頼りなさとか、私たちが普段うまく扱えずにいるものをそっと突いてきます。真面目に答えをくれる物語ではないけれど、迷っている自分のままでいていいと思わせてくれる本です。 自分の「考えすぎる癖」がしんどい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要








