
ハヤカワ文庫SF総解説2000 (早川書房)
早川書房編集部
早川書房 / 2015-11-25
この本について
仕事でも創作でも、インプットが増えるほど「結局、自分は何を面白いと思っているんだろう」と迷うことがあります。ジャンルの地図が頭の中でぐちゃっとして、どこから触れ直せばいいのか分からなくなる感じ。僕もSFを読むたびに同じ壁にぶつかってきました。 『ハヤカワ文庫SF総解説2000』は、そんな混乱を少しずつほどいてくれる本でした。誰もが知るクラシックの語られ方が「作家志望者にアシモフを奨める理由」のように実践寄りだったり、日本のサイバーパンクがどこで“刺を抜かれた”のかといった視点が示されたり、作品そのものよりも「SFをどう読めばいいのか」を教えられる瞬間が多いんです。加えて、七十歳で発表された短篇の話のように、作家の成熟や文脈ごとの変化まで丁寧に拾ってくれるので、作品を“時代のなかで読む”感覚が少しずつつかめてきます。 一冊ずつ読むだけでは見えてこない流れが、この解説を通すと俯瞰できるようになる。結果として、読みたい本を選ぶ基準が少しはっきりして、立ち止まっていた時間が前に進む読書へ変わっていきました。 こんな人に刺さると思います。 「SFの森に迷い込んでしまった気がするけれど、まだ読み続けたいと思っている人」。
読書インサイト
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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