
始めよう。瞑想~15分でできるココロとアタマのストレッチ~ (光文社知恵の森文庫)
宝彩 有菜
この本について
最近、「考えすぎて疲れる」とか「気づいたらずっと頭の中で会議してる」という相談をよく受けます。自分でも同じで、特に夜になると小さな不安が勝手に膨らんでいくあの感じ、なかなか止められないんですよね。 この本を読んで思ったのは、悩みの正体って“自分”が悩んでいるようでいて、実は“頭の自動運転”が暴走しているだけという場面が多いということでした。 著者が言う「観照」という姿勢は、頭の動きを止めるのではなく、まず眺めるところから始まります。雑念が出るのは失敗ではなく、むしろ頭の片付けが始まったサインだという視点はかなり救われました。また、イライラや不安みたいな嫌な感情を、ただの“欲の尻尾”として扱う感覚も現実的で、無理にポジティブになれと言われるよりずっと使いやすいです。呼吸の仕方を変えると気分まで変わる、というシンプルな見立ても日常にそのまま持ち込めます。 結局この本がくれたのは、「今の気分に振り回されなくていい」という小さな自由でした。心配事は心配事として置いておけるし、相手を変えようとする癖にも距離が置ける。瞑想と聞くとハードルが高いですが、読み終えるころには“頭の扱い方の練習帳”のように感じます。 自分の思考のクセに疲れやすい人、静かな時間を取り戻したい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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