
税務署は3年泳がせる。 (日本経済新聞出版)
飯田真弓
日経BP / 2016-06-08
この本について
お金まわりのことって、日々ちゃんとやっているつもりでも「これ、本当に合ってるのかな…」と急に不安になったりします。レシートの管理ひとつ取っても、人によって基準が違うし、税務署の視点なんて普段は想像もつかないですよね。私もずっと曖昧なまま積み上げてしまっていた側の人間です。 この本が面白いのは、税務の仕組みを難しく説明するのではなく、「税務署はどうチェックし、どこを見るのか」という現場感を淡々と教えてくれるところです。読者の方が保存していた“4W1Hレシート活用”の部分はまさに象徴的で、面倒な記録をきれいに整える話ではなく、レシート1枚にどんな情報を足しておくと後から自分が困らないか、という具体的な行動レベルの話が多いんです。また、著者がさまざまな立場の人に寄り添いながら説明しているので、「自分は経営者じゃないし…」と構えずに読めて、むしろ働き方や収入形態が多様な今の時代にしっくり来ます。 税務に苦手意識はあるけれど、できるところから整えていきたい人に穏やかに効く本だと思います。特に、「経費やお金の扱いをなんとなくで済ませてきたけれど、そろそろ自分の基準を持ちたい人」には刺さりやすいはずです。自分をごまかさないための小さな工夫を教えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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