
Inventions, Researches and Writings of Nikola Tesla (English Edition)
Thomas Commerford Martin
Health Research Books / 1970
この本について
仕事でも勉強でも、複雑な仕組みを前にすると「結局どこを押さえれば動くのか」が分からず、頭の中がざわつくことがあります。全部理解しようとすると重くなるし、かといって表面だけ追っても実感がつかめない。そんなときに、昔の技術者がどんな発想で問題をほどいていたのかを見ると、意外と気持ちが整うことがあります。 この本で刺さるのは、まさにその“発想のほぐれ方”です。例えば、抜粋に出てくる「ポール数が偶数で揃っているかどうか」みたいな、一見ニッチな話。ここで語られているのは、細部の条件が少し違うだけで全体の動きにムラが出るという、技術にも仕事にもよくある現象です。また、発電機を無理に高速回転させるのではなく、磁極の回転を工夫して同じ効果を得るという発想は、「正面突破が無理なら、仕組みの前提を少しズラしてみる」という姿勢として、そのまま日常にも置き換えられます。 テスラの天才性を崇める本ではなく、行き詰まりに対してどんな切り口で向き合えるのかを静かに見せてくれる本です。凝り固まった問題に対して、別の手の入れ方を探したい人に刺さると思います。
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