
感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか (集英社新書)
堀内進之介
集英社 / 2016-07
この本について
仕事でもSNSでも、気づけば「なんであの意見があんなに伸びるんだ…」みたいなモヤモヤってありますよね。冷静に考えれば変なのに、感情で動く空気の方が強い。自分もそこに巻き込まれてしまう瞬間があって、どう扱えばいいのかずっと悩んでいました。 この本は、その“感情に引っ張られる構造”を、歴史や心理の事例を通して淡々と見せてくれます。ナッジの話も、ただの行動経済学の小ネタではなく、理性が前提にならない場面でどう振る舞うかという現実的な視点として出てくるのが印象的でした。また、余暇やレジャーの成り立ち、政治的な動員、道徳の感じ方の違いといった一見バラバラの話題が、「人はそんなに理性的じゃない」という前提でつながっていくあたりも、腑に落ちる部分が多かったです。 読んでいて、一人ひとりの判断力を鍛えるというより、「人はこう動くものだ」と踏まえた上で、自分の仕事や生活の設計を少し変えてみようと思える本でした。特に、感情に流される場面を減らしたい人や、SNSや職場の“空気の動き”に疲れている人には刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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