
The Old Man And The Sea (English Edition)
Ernest Hemingway
Scribner / 2020-07-21
この本について
最近、年齢とか肩書きとか、外から見えるものばかり意識してしまって、本当の自分の芯みたいなものがどこにあるのか分からなくなることってありませんか。やる気があるのに結果が伴わなかったり、周りの期待に応えられなかったりすると、自分の「目の光」はもう消えたんじゃないか、なんて考えてしまうこともあると思います。 ヘミングウェイの『老人と海』を読むと、そのモヤモヤに少しだけ風が通ります。抜粋を見ても分かるように、老人は全身が老いているのに、目だけは海と同じ色で、負けていない。ここがまず刺さる人は多いはずです。外側がどう見えようと、内側の強さは、他人には奪えないし、年齢とも関係ない。その感覚を、言い切るでも励ましすぎるでもなく、静かに置いていってくれます。 さらに、海を「仲間」であり「敵」にもなる存在として語るところが、日々の仕事や人間関係に妙に重なります。自分ではコントロールできない流れに振り回される悔しさや、それでも挑まざるを得ない感じ。月が潮を動かすように、どうにもならないことは確かにあって、そこで無理に強がらない老人の姿が、逆にこちらの肩の力を抜いてくれるんですよね。 年齢や経験値に関係なく、「もう一度、自分の中にまだ残っている光を信じたい人」には、そっと効いてくる作品だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの63%が集中しています。
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