
青春とは、心の若さである。 (角川文庫)
サムエル・ウルマン and 作山 宗久
KADOKAWA / 1996-06-21
この本について
年齢を重ねると、挑戦する気持ちが以前より湧きにくくなったり、なんとなく「もう若くないし」と自分にブレーキをかけてしまう瞬間があると思います。気持ちは前に向きたいのに、現実とのギャップにモヤっとするあの感じです。僕も同じで、そんなときにこの詩を読むと、肩に入っていた力が少し抜けます。 この本が効いてくるのは、「若さ」を外見や勢いのことと捉えてしまいがちな思考を、そっと別の場所に置き直してくれるところです。理想や好奇心がまだ自分の中にあるかどうか。怖さを振り払う勇気が少しでも残っているかどうか。そういう内側の動きこそが自分の“若さ”だったんだと気づくと、年齢に対して感じていた焦りが薄れていきます。実際、仕事で新しい役割を任されたとき、この詩を思い出して「臆病さに飲まれてるだけかもしれないな」と一歩踏み出せたことがありました。 また、この詩は決して「前向きであれ」と押しつけてくるものではなく、むしろ落ち込んだり迷ったりする自分を前提にして、その上で心の動きを取り戻す余白をくれる感じがあります。七十八歳で書かれたという背景もあって、言葉の温度が現実に寄り添っているのも救われるポイントでした。 年齢に縛られずに、自分のペースで前に進みたい人にそっと効いてくる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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