
学問のすすめ
福沢 諭吉
KADOKAWA / 2006-02-25
この本について
仕事でも生活でも、「自分はちゃんと考えて動けているのか」と不安になることがありませんか。知識は増えているはずなのに、判断の軸がぶれる感じというか。そんなときに改めて読むと、意外なほど実用書として効いてくるのが『学問のすすめ』でした。 この本は“偉人の名言集”ではなく、生活者としてどう学び、どう社会と向き合うかをかなり現実的に書いています。たとえば「学問とは文字を読むことではなく、物事の理を知って自分の職分をわきまえること」と言い切るところ。昔の話に見えて、日常の判断を支える基礎体力をどう作るか、という今の悩みにそのままつながるんですよね。さらに「政府も人民もお互いに役割を果たすだけで御恩ではない」という視点は、組織で働くときの距離感にもそのまま置き換えられます。 結局のところ、福沢諭吉が言う“学問の急務”とは、難しいことを覚えるより、自分の頭で状況を整理し、身近な行動レベルで改善していく力のことなんだと思います。だからこそ、今の社会で「考える力を取り戻したい人」に刺さりやすい一冊です。自分の立ち位置を確かめたいときに読み返すと、必ず何かしら動き方が変わります。
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