
疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた (ブルーバックス)
近藤一博
講談社 / 2023-12-14
この本について
最近、「休んでも回復してる感じがしない」とか、「これは単なる疲れなのか、別の何かなのか」が曖昧なまま働き続けてしまうことが多くて、ずっと気になっていました。自分の感覚を信じきれないまま走り続けるのって、地味にしんどいんですよね。 この本がよかったのは、まず“疲労感”と“疲労そのもの”をきっちり分けてくれたことです。休みたい気持ちは脳のサインで、体の障害とは別物だと知るだけで、無理に気合で押し切ろうとする癖が少し薄れました。そして、短期で回復する生理的疲労と、何ヶ月も尾を引く病的疲労は、まったく別の仕組みだという説明も自分の状態を整理する助けになりました。軽い運動で「疲労回復力」が上がるという話も、もやっとした疲れへの対処に具体的な選択肢をくれます。 さらに驚いたのは、疲労感がウイルスの再活性化や炎症と関係しているという視点です。単なる気の持ちようではなく、体の深いところで起きている反応だとわかると、変に自分を責めずにすみます。ビタミン不足や飲酒の影響など、現実的な生活習慣の話に落とし込まれているのも助かりました。 「疲れている理由がはっきりしないまま頑張り続けてしまう人」に刺さる一冊だと思います。疲労を“感覚”ではなく“現象”として扱えるようになると、自分の扱い方が少し変わりました。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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