
いい文章には型がある (PHP新書)
吉岡 友治
PHP研究所 / 2013-02
この本について
文章を書くたびに、「なんとなく言いたいことはあるのに、うまく形にならない」「根拠を並べているはずなのに、自分でも説得力が弱い気がする」そんなモヤモヤ、僕もずっと抱えていました。頑張って書けば書くほど迷走して、読み返すと自分でも話の筋がつかめなくなる、あの感じです。 この本を読んで救われたのは、文章力とはセンスよりも“型の理解”なんだと腑に落ちたことでした。たとえば、根拠をたくさん並べたくなるのは「本当はその根拠自体に自信がないから」と気づけると、文章の組み立て方がガラッと変わります。問題設定も同じで、「自分の悩みを一般化できているか」を問い直すだけで、読者の関心の引き寄せ方が具体的に見えてきます。そして、接続詞の扱いひとつで流れが変わるという指摘も、書いているときには気づかない盲点でした。 型を知ると、文章が急に上手くなるというより、「今どこでつまずいているか」が可視化されて、書くストレスが確実に減ります。文章に個性がなくなるどころか、ルールに沿うことで、むしろ余白の部分を自覚できるようになる感覚もありました。 自分の考えを言語化するときに毎回しんどくなる人、議論や企画書の途中で話が散らかりやすい人には、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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