
『インベスターZ』公式副読本 16歳のお金の教科書
お金の特別講義プロジェクト
ダイヤモンド社 / 2016-10-24
この本について
いまの仕事を続けるべきか、転職して後悔しないか、そもそも自分は何を基準に選んでいるのか…。こういう迷いって、表からは見えにくいけれど、けっこう根深いですよね。僕も「希望を見たいのか、失望を避けたいだけなのか」で判断が揺れることがよくあります。 この本は、お金の話をしながら、実は“ものの見方そのもの”を静かに揺さぶってきます。労働が社会にどう接続しているのかとか、価値が一人では生まれないこととか、わかっているようで考えたことのなかった前提をそっとずらしてくれる感覚があります。たとえば「現金だけ持っておけば安心」という思い込みを、バランスの話として扱ってくれるので、無理にリスクを煽る感じもありません。自分がどんな価値観で動いているのかを意識できると、転職や貯金みたいな判断も少しだけ呼吸がしやすくなるんだなと実感しました。 そして印象的なのは、“人間らしい仕事は、感じることから離れられない”という視点です。寄付やシェアの話も、お金持ち賛美ではなく、「何を残したいか」「誰と価値をつくるか」という問いに回収されていく。こういう話に刺さるのは、お金を増やすことより、自分の選択の軸を持ちたい人だと思います。 お金の本というより、自分の立ち位置をもう一度確認したい時にそっと効いてくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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