
経団連と増税政治家が壊す本当は世界一の日本経済 (講談社+α新書)
上念司
講談社 / 2018-02-20
この本について
仕事でも家計でも、「なんで日本ってずっとモヤモヤしたままなんだろう」と思うことが増えました。企業はお金をため込んで投資しないし、給料も上がらない。ニュースを見ても、政策の話は専門用語ばかりで、何が本質なのか分からないまま終わってしまう。そんな感覚を抱えている人には、この本がけっこう刺さると思います。 読みながら感じたのは、企業や政府が“なぜそう動くのか”の背景が、理屈として理解できるようになることでした。内部留保の正体が、現金の山ではなく「再投資の結果」だと知ると、よくある批判の見え方が変わりますし、銀行がリスクを取らない理由が“怠慢ではなく構造”だと説明されると、現場の慎重さにも筋が通る。経常収支の黒字すら「誇るべき成果」ではなく「国内需要の不足の裏返し」という指摘は、かなり目線を揺さぶられました。 全体を通して、何か一つの正義を押しつけるタイプの本ではなく、「思い込みで経済を語ると足元をすくわれるよ」という姿勢で書かれているのが読みやすかったです。政治や経済に怒ったり落ち込んだりしつつも、仕組みそのものを理解しておきたい人には向いています。とくに、日々のニュースの“どこを疑うべきか”を自分の頭で整理したい人におすすめです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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