宇宙創成(下)(新潮文庫)

宇宙創成(下)(新潮文庫)

サイモン・シン and 青木薫

新潮社 / 2009-02-01

累計読者数7
平均ハイライト数 29.1件/人
推定読了時間 約4時間54分
star総合評価 73/100
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この本について

仕事で行き詰まったときに「そもそも自分は何を前提に考えているんだっけ…」と立ち止まることがよくあります。正しい解き方以前に、土台の考え方そのものがズレている気がする。でも自分の思考の枠組みって、自分ではなかなか見えないんですよね。 『宇宙創成(下)』を読んでいると、科学者たちがまさにその“枠組み”を更新し続けてきた歴史が描かれていて、そこに妙な勇気をもらいます。たとえば、表記の違いよりも「考え方が大事」と割り切る姿勢や、原子核のモデルをめぐって学者同士が試行錯誤を重ねていく場面。いまの自分の悩みがちっぽけという意味ではなく、「枠組みは作り変えていい」と実感させてくれるところが、この本の効能だと感じます。さらに、質量がエネルギーに変わるという発想の転換や、ときには常識を疑うことで研究が進んできた事実が、思考の固定化から抜け出すヒントになるんですよね。 宇宙物理の大きな話なのに、読んでいると自分の思い込みのほうがむしろ揺さぶられるので、視点を根こそぎ変えたい人には刺さりやすい本だと思います。自分の考え方をどう扱うかで迷っているときに、そっと背中を押してくれる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人は宇宙を知るため、数限りない挑戦を続けてきた。太陽中心モデルを作り上げたアリスタルコスから、相対性理論のアインシュタイン、宇宙誕生の瞬間を発見したNASAに到るまで。決闘で鼻を失った天文学者がいた。世界トップクラスの天体画像分析チームを率いた「メイド」がいた。数々のドラマの果てに、ついに科学者たちは……。人類の叡智の到達点を、感動的に描く圧巻の書。『ビッグバン宇宙論』改題。
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