
50代から本気で遊べば人生は愉しくなる (SB新書)
片岡 鶴太郎
この本について
仕事にも家庭にもそれなりに慣れてきたはずなのに、「このまま同じ景色の中を歩き続けるのかな…」とふと立ち止まる瞬間があります。肩書きや成果で自分を支えてきたつもりが、外れると何が残るんだろう、という不安に近い感覚もどこかにある。僕自身、このモヤモヤを放置したまま前に進もうとして何度もつまずきました。 片岡鶴太郎さんの『50代から本気で遊べば人生は愉しくなる』は、「もっと頑張れ」ではなく、「いったん心の内に戻ってみよう」と静かに背中を押してくれます。印象的だったのは、好きなものに気づくためには理性ではなく直感を働かせること、そしてその小さな芽を毎日水をやるように育てていく姿勢でした。反復しているうちに視界がひらけていくという話は、年齢を重ねた今だからこそ腑に落ちるところがあります。また、肩書きを離れても残るものは何かという視点や、心を澄ませる呼吸・瞑想の実践が、生き方を整える具体的な手がかりとして描かれていました。 「結局、自分の道ってどこにあるのか分からない」という人にほど届く本だと思います。大きく人生を変えなくても、内側に芽生えた小さなシードを丁寧に育てていくことで、日々の景色が少しずつ変わっていく。そんな現実的で、でも確かに効いてくる視点が詰まっています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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