
マンガでやさしくわかるファシリテーション
谷益美 and 円茂竹縄
日本能率協会マネジメントセンター / 2017-03-30
この本について
会議の場で、自分だけ空回りしているような感覚ってありませんか。問いかけても反応が薄かったり、逆に脱線ばかりで収拾がつかなかったり。「結局、何を引き出せばいいの?」という戸惑いは、僕もずっと抱えていました。 この本は、そのモヤモヤをかなり丁寧にほどいてくれます。特に刺さったのは、まず「引き出すもの」と「伝えるもの」を分けて考える重要性。リーダーの中に“絶対に外せないライン”があるなら、それは素直に理由を添えて伝えるべきで、メンバーの口から言わせようとすると場がこじれる…これは現場で何度も痛感してきました。もう一つは、意見を出してもらう時のネガポジ同時。ネガだけを集めると場が沈むし、ポジだけでもリアル感がない。両方を出し切ったうえで共通点を整理する流れは、会議が前向きに動きやすくなります。そして、ズレた意見や反発もいったんホワイトボードに置く、という態度。これだけで「言っても大丈夫な場」になるんですよね。 ファシリテーションを“技術”として学びたい人より、むしろ「現場の会議がしんどい理由を整理したい人」に向いている本だと思います。メンバーの言い分をどう扱うか、どこまでを決めてどこからを引き出すか。このあたりの感覚に不安があるなら、実践レベルで役に立つはずです。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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