
図で考える。シンプルになる。
櫻田潤
ダイヤモンド社 / 2017-10
この本について
仕事でも日常でも、情報を前にすると「何から手をつければいいんだろう」と固まってしまうことがあります。全部追いかけようとして、逆に核心がどこにあるのか見えなくなる感じ。僕も会議メモや読書メモがごちゃついて、あとから読み返しても意味がつかみにくい時期が長く続きました。 この本が効いたのは、「ポイントを浮かび上がらせる」という当たり前のようで難しい作業を、図という制約のある手段でやるところです。形が決まったパーツしか使えないからこそ、どこに視点を置くかを自然と考えざるを得ない。桃太郎のあらすじを図にするという例も、結局は「何を主軸に見立てるか」を自分で選ぶ練習なんですよね。僕はそこが一番刺さりました。また、キャリアのように複雑に考えがちなテーマでも、切り口を変えて何枚も作っていくうちに、自分の中の前提がどこにあるのか少しずつ見えてきます。正しい答えを出すというより、余計な霧を払う感覚に近いです。 図を描くこと自体は上手くなくてもよくて、大事なのは「自分が理解した形に落とす」こと。読み終わった本でも、日常の風景でも、何度も図にしていると、思考が勝手に整理されていくのが分かります。僕のように「考え続けてるのに頭の中が片付かない」というタイプにはかなり相性のいい一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの60%が集中しています。
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