
平尾誠二 人を奮い立たせるリーダーの力
マガジンハウス
マガジンハウス / 2017-04-06
この本について
チームでも家庭でも、人と向き合う場面が増えるほど、「どう接したら相手が前向きになるんだろう」と悩むことが多くなります。強く言えば折れてしまうし、放っておけば迷わせてしまう。自分の中の正しさにも自信が持てず、どこまで踏み込めばいいのか、いつも手探りでした。 この本は、そういう“距離感の迷い”にやさしく効きます。たとえば、建設的な伝え方の話。ダメ出しの目的は相手を動かすことであって、落ち込ませることじゃない。そう言われると当たり前なんですが、実際には言い方ひとつで空気がガラッと変わる経験ってありますよね。平尾さんが大事にしていたのは、叱る時間を短くし、あとを引かせないこと。これは仕事のフィードバックにも、家での会話にもそのまま使えます。 もうひとつ印象的なのは、「目標は共有するけれど、目的は個人にゆだねる」という考え方です。チームのために全員が同じ方向を見るのは大事。でも、それだけでは主体性が死んでしまう。15人いれば15通りの目的があっていい。その余白が、人を自発的に動ける状態にしてくれる。これを読んでから、自分のまわりの人の“その人なりの目的”を見る癖がつきました。 リーダーじゃなくても、人の前に立つ感覚に少しでもしんどさがある人にはしっくりくると思います。自分のやり方を押しつけず、でも背中は預けてもらえるような、そんな関わり方を探している人には特に刺さるはずです。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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