
英語の品格(インターナショナル新書) (集英社インターナショナル)
ロッシェル・カップ and 大野和基
集英社 / 2017-08-12
この本について
英語で仕事をしていると、「通じているはずなのに微妙に噛み合わない」「強く言うつもりじゃないのに圧が出てしまう」みたいな場面がちょくちょくあります。自分では丁寧に言っているつもりでも、相手にはまったく別の温度で届いていたりして、後からじわっと落ち込むやつです。 『英語の品格』は、そのズレを無理なく調整してくれる本でした。たとえばneed toが実は一番ソフトに聞こえるとか、断り方にもレイヤーがあるとか、知っているだけで会話の着地が変わる具体例が多いんです。しかも「ネイティヴは実際どう言うのか」の視点が地に足ついていて、日常の小さなやり取りにすぐ使える表現ばかり。注文のときにDid you want〜と過去形で聞かれる理由の説明など、謎に感じていた現場の違和感がふっと腑に落ちました。 もうひとつ大きかったのは、「日本語の発想で英語を組み立てると誤解が起きやすい」という地味だけど鋭い指摘。相手が“日本人英語のクセ”を知らない前提で考えると、慣れた表現ほど危うい場面があると気づかされます。耳で覚える、表現の強さを使い分ける、必要以上にストレートにしない。どれも即効性があるわけじゃないけれど、次の会話から少しだけ立ち振る舞いが変わるはずです。 仕事で英語を使うけれど「もうちょっと丁寧に、でも自然に言いたい」と感じている人には特に刺さると思います。
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