
デカルトの憂鬱 マイナスの感情を確実に乗り越える方法 (扶桑社BOOKS)
津崎 良典
扶桑社 / 2018-01-18
この本について
最近、気持ちがざわつく出来事があると、その理由をうまく言語化できないまま長く引きずってしまうことが増えました。落ち込むほどではないけれど、なんとなく判断が鈍るというか、自分でも自分の内側が読めなくなる感じがあります。そんな時にこの本を読んだら、「ああ、いま自分の中で何が起きているのか」を少し整理できたんですよね。 たとえば、カルチャーショックを「異文化に驚くこと」ではなく「驚いている自分に驚くこと」と定義している部分は、まさに日常の小さな動揺にも当てはまるなと思いました。外側の出来事ではなく、それに反応する“自分の内側の動き”を丁寧に扱うことで、感情の揺れが少し扱いやすくなる。本全体に、そういう“堪えやすい角度から眺め直す”視点が詰まっています。また、難しいところに出会った時は印をつけてそのまま進めばいい、というデカルトの姿勢に救われました。理解しきれなくても進んでいいという許可は、読書だけでなく日常の迷いにも効いてきます。 哲学と言うと遠い世界の話に思えますが、この本は「判断の癖を整えるための具体的な道具箱」として読めます。感情に飲まれやすい人、つい反応的に動いてしまう人に特に刺さると思います。自分の内側をいきなり変えようとせず、まず“どう見るか”を少し変えてみたいときに、ちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
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