
ストーリーでわかる ファシリテーター入門――輝く現場をつくろう!
森時彦
ダイヤモンド社 / 2018-02
この本について
会議で意見が出ないとか、問いを投げても抽象的な答えばかり返ってくるとか、場を動かす側に回ると急に「どう進めればいいんだろう」と不安になることがあります。自分もそうで、頑張って説明量を増やすほど空回りしたり、「正解」を求められて余計に詰まったりしていました。 この本を読んで救われたのは、場づくりってスキルというより「問いの置き方」と「場の空気の扱い方」なんだと腑に落ちたことです。たとえば「なぜ?」ではなく「何が?」と聞くことで、抽象的な意見が一気に具体に変わるとか、「良い店」を思い出してから抽象化し、もう一度自分の現場に落とすとか。こういう小さな工夫が、思考を具体的な行動に変えていく実感がありました。沈黙に耐える時間の長さや、言葉選び一つで空気が変わる感じも、現場のリアルとして刺さります。 読みながら、自分がやりすぎていた説明や、逆に足りなかった刺激の与え方にも気づかされました。「場を安心させること」と「外からのインプットで視点を揺らすこと」のバランスが大事だという話も、まさに自分がいつも迷っていたところです。 チームの「考える力」を引き出したいけれど、どう声をかければいいか迷う人にとっては、かなり実用的に効く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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