
ビジュアル 流通の基本<第5版> (日本経済新聞出版)
小林隆一
日経BP / 2016-04-15
この本について
小売や流通の話って、現場にいるほど「なんとなく分かるけど全体像がつかめない」みたいなモヤモヤが残ることが多いと思います。店頭の値付けひとつとっても、メーカー・卸・小売の力関係や仕組みを理解していないと、自分の判断が合っているのか不安になることがあるんですよね。 この本は、そのバラバラな断片をつないでくれる感じがありました。たとえば、コンビニの進化を支えたドミナント出店や単品管理を読むと、日々の“なんでそんな運用になるのか”が腑に落ちます。VMDの章では、雰囲気づくりを「感覚の話」ではなく、IP・PP・VPという具体的な手順で捉え直せるので、自分の職場で棚をどう触るかが少しクリアになるはずです。さらに、卸や販社、建値の崩壊といった話に触れると、店頭の価格決定に自分がどこまで裁量を持てるのか、その裏側の力学まで見えてきます。 全部を一気に実践に落とし込むのは難しいですが、「自分が今いる位置が流通のどこに属していて、何が制約で何が自由なのか」を掴むだけでも、日々の判断がラクになります。現場で判断に迷うことが多い人ほど、地図のように使える本です。 流通の“見えない仕組み”をちゃんと理解したい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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