
新・現代会計入門 第3版 (日本経済新聞出版)
伊藤邦雄
日経BP / 2018-03-16
この本について
会計の本を読むときって、「定義は分かるけど、実際にどう使えばいいのか」が引っかかりませんか。貸借対照表の“断層写真”という説明を読んでも、仕事の現場でどんな視点が持てればいいのかが霧のまま…ということ、自分もずっとありました。 この本が助かったのは、会計の用語やルールを“背景の理由”まで一歩踏み込んで説明してくれるところです。たとえば無形資産がなぜオフバランスなのか、負債とは何を指しているのか、株主資本と純資産をどう区別して考えるのかといった話が、「そういう思想で作られた仕組みなんだ」と腑に落ちる形でつながっていきます。仕組みの目的が分かると、財務諸表を見るときの視点が変わり、数字の裏にある企業の動きが少しずつ読めるようになる感覚があります。 もうひとつよかったのは、会計が“血の通った行為”として描かれている点です。研究開発の扱い、減損の判断、資金調達手段の違いなど、どれも経営者の視点や利害関係者との関係を前提に語られるので、単なるルール集ではなく、実務で迷うポイントがそのまま整理されていきます。 財務諸表を「見えるようになりたいけれど、教科書語だけだと頭に残らない」という人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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