
マンガでやさしくわかる決算書
岩谷誠治 and 基井直
日本能率協会マネジメントセンター / 2015-02-10
この本について
決算書って、仕事でなんとなく見かけるのに「結局どこを見ればいいのか…」と手が止まることが多いですよね。数字が並んでいるだけに見えて、会社の今と未来をどうつなげればいいのか、自分もずっとモヤモヤしていました。 この本がよかったのは、まず「会社の行動を全部お金という同じ物差しに置き換える」という発想を体感できたところです。鉄鋼のトン数と豆腐の丁数みたいに、バラバラな単位をそのまま比べられないからこそ会計が必要なんだ、という説明が腹落ちしました。また、貸借対照表が“現在の結果”を、損益計算書とキャッシュフロー計算書が“そこに至るまでの過程”を示すとわかると、目の前の数字がただの羅列ではなく「時間の流れを読むための手がかり」になる感覚が生まれます。 とくに刺さったのは、倒産の理由が「利益の有無ではなく、お金を返せなくなる瞬間」だという話で、資金繰りを見る大切さが一気にリアルになりました。売掛金や当座資産がなぜ大事なのか、日々の業務の風景と結びついて理解できるのが、この本の強みだと思います。 数字が苦手でも、会社の動きの裏側を“実際に見えるもの”としてつかみたい人に向いている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
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