
会計がわからない課長はいらない
木村 俊司
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2014-05-15
この本について
仕事で数字に向き合う時間が増えるほど、「結局どこを見ればいいのか…」と手が止まる瞬間があると思います。財務会計と管理会計の違いも分かっているようで曖昧だったり、利益の仕組みも「なんとなく」で捉えているままだったり。決算書を読む力って、意外と現場で体系的に教わらないんですよね。 この本が助かったのは、数字を“読む”というより、“仕事の判断につながる形で分解していく”感じをつかめたところです。例えば、固定費と変動費を割り切って分ける方法は、実務で迷いやすいポイントを現実的な線引きで整理してくれるし、損益分岐点の考え方は、売上と費用の関係を自分の担当領域に置き換えて考えるきっかけになりました。さらに、貸借対照表のお金の流れを「調達→投下→回収」という動きとして理解できるようになると、数字がただの表ではなく、会社の動きを映したものに見えてきます。 派手なノウハウではないですが、日々の判断に数字を使いたい人にはちょうどいい距離感です。特に「経営の視点を持てと言われても、どこから手をつければ…」と悩んでいる立場の人には刺さると思います。数字に苦手意識があっても、自分の仕事にどうつながるかが自然に結びついていく一冊でした。
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