
体力の正体は筋肉 (集英社新書)
樋口満
集英社 / 2018-04
この本について
最近、座りっぱなしの仕事が増えて「なんか前より疲れやすいな…」と感じることが多くなりました。運動不足なのは分かっているけど、だからといって急に筋トレを始める気力もない。そんな曖昧なモヤモヤのまま過ごしていたときに、この本を読んで、ようやく「何が問題で、どこから手をつければいいのか」が見えてきました。 特に刺さったのは、筋肉が単なる“体を動かす装置”じゃなくて、がんや糖尿病の予防に関わる物質まで分泌する“内分泌器官”だという話。筋肉痛のケアから、座り続けると太ももの血流が30分で70%落ちること、下半身の筋肉が年齢とともに真っ先に衰えていくことなど、日常の「まあ大丈夫だろう」と思って流していた行動が、実はじわじわ体力を奪っていたと気づかされます。しかも、筋肉は本当に怠け者で、使わないとすぐに落ちてしまう。逆にいえば、20〜30分に一度立ち上がるとか、短時間のタバタ式を1回だけやるとか、小さな動きでも積み重ねれば十分に戻せる余地があるということでもあります。 この本は「完璧な運動習慣をつくろう」とは言いません。スロージョギングやローイングなど、負荷が大きすぎない現実的な方法を丁寧に示してくれるので、読んだその日から試せるレベルのヒントが多いです。動くことが苦手な人ほど、気負わず読めると思います。 とくに「最近なんとなく疲れやすいけど、原因が分からないまま放置している人」に静かに効く一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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