
「幸福学」が明らかにした 幸せな人生を送る子どもの育て方
前野隆司
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2018-07-12
この本について
子どもが帰ってきて不機嫌だと、つい「またか…」と思ってしまうことがありますよね。こちらも余裕がない日は、受け止めたい気持ちと、現実の気力が噛み合わない。対話が大事なのは分かっていても、どう向き合えばいいのか迷う場面ばかりです。 この本は、そんな日常の“つまずきポイント”をものすごく具体的に扱っています。たとえば、不機嫌さの裏にある「甘え」をどう受け止めるか、言い過ぎた子どもの言葉をどう返せば気まずさのループを断てるか、「どうしたの?」と詰める代わりに、相手の歩調に合わせて聴くとはどういうことか。どれも大げさな理想論ではなく、明日そのまま試せるレベルの視点ばかりでした。対話というと構えがちですが、「ただ一緒にいる静けさ」も立派な関わり方なんだと気づかされます。 読んでいて一番助かったのは、親が“正しく導く側”ではなく、子どもの感情や成長を一緒に見ていく存在でいいんだと肩の力が抜けるところです。うまく共感できない日があってもいいし、ネガティブな言葉を言ってしまっても、あとから3つのポジティブで整えればいい。完璧じゃなくても関係は育つ、という温度感が救いになります。 子どもとのコミュニケーションに行き詰まって「もうどうしていいか分からない…」と感じやすい人に、静かに効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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