
幸せな職場の経営学 ~「働きたくてたまらないチーム」の作り方~
前野隆司
小学館 / 2019-06-04
この本について
職場の空気が重い日ってありますよね。会議も雑談も最低限で、みんな黙々と仕事はしているけど、なんとなく疲れる。自分だけがモヤモヤしているのか、それとも組織そのものがどこか噛み合っていないのか。そんな時にこの本を読んで、僕は「静かに頑張るだけでは、いいチームにはならないんだな」と腹落ちしました。 印象的だったのは、まず「コミュニケーションが減ると幸福度が下がり、生産性も落ちる」という指摘です。静かな職場が効率的だと思い込みがちですが、適度なざわつきや雑談があった方が、むしろ集中力や創造性が上がるという研究まで紹介されています。また、上司が答えを与えるのではなく、質問を通じて部下が自分で考えられるようにする姿勢も、実際の現場を想像しやすくて参考になりました。さらに、制度づくりでも小手先ではなく、「社員を幸せにする」という一貫したストーリーを持つことが重要だと語られていて、自分の会社にもその視点が足りていない気がしました。 結局、働く人がやりがいを感じられれば組織も強くなるし、それは特別な才能がなくても、まず周りにいる人を信じるところから始められる。本書はそんな当たり前だけど忘れがちな視点を丁寧に思い出させてくれます。今のチームの空気に違和感がある人、管理職としてどう振る舞えばいいか迷っている人には特に刺さると思います。
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