
ザッソウ 結果を出すチームの習慣
倉貫義人
日本能率協会マネジメントセンター / 2019-08-30
この本について
最近、効率化ばかりを追いかけていたら、なぜかチームがギスギスしていく…そんな感覚ありませんか。相談したいことがあっても、結論を決めてからじゃないと話しづらい空気があって、気づけば「報告」しかしていない。自分でもモヤモヤしているのに、どこから手をつけたらいいか分からない。僕もずっとその状態でした。 この本が少し効いたのは、「雑談と相談のあいだに線は引けない」という前提を教えてくれたところでした。雑談できる関係性があるから相談が生まれる、相談があるから手戻りや孤独な悩みが減る。その循環をつくるのは、仕組みよりも“関係性”だと、妙に腑に落ちました。また、ザッソウを強制するのではなく、自然と生まれる環境に力を注ぐという考え方も、現場の感覚に近くて無理がない。さらに、質問に質問で返す、テディベア効果を使う…など、実際に試せる小さな工夫も多くて、日々のコミュニケーションが少し軽くなります。 特に「成果を出すのは、自分事で動ける人たちの集まり」という指摘は、痛いところを突かれた感じがしました。効率よりも“人間の本質”を扱う方が結果につながるという視点は、数字だけを追いかけ続けて迷子になっていた自分へのリマインドのようでした。 チームの空気が最近ちょっと重い、と感じている人に静かに刺さる本だと思います。
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