
裏道を行け ディストピア世界をHACKする (講談社現代新書)
橘玲
講談社 / 2021-12-15
この本について
人間関係や将来のお金のこと、SNSに振り回される感じ…。どれも深刻な悩みというほどではないのに、日常のどこかでずっとザラつくような不安が残ることってありませんか。僕自身、疲れた日は「この社会、ちょっと無理ゲーでは?」と本気で思うことがあります。 『裏道を行け』は、そんなモヤモヤを一刀両断するというより、社会の仕組みそのものを“別角度から見せてくれる”本でした。たとえば、SNSや消費社会がどう人間の脳や行動をハッキングしているのかを、抽象論ではなく具体的な仕組みとして理解できるところが効きます。自分が弱いわけでも流されやすいわけでもなく、もともとそう設計されているから疲れるんだ、という視点が持てるだけで呼吸が少しラクになる。 さらに、この本は「逃げろ」でも「戦え」でもなく、社会の表通りではなく“裏道”をどう見つけるかという実践的なヒントが散りばめられています。嫌な人との仕事を断れる仕組みづくりとか、人生設計をミニマリズムと組み合わせて再定義するとか、どれも地に足がついた話ばかり。仕事を辞めて自由になる、みたいな夢物語ではなく、現実に沿った選択肢として提示してくれるのがありがたいところです。 社会の複雑さに少しでも息苦しさを感じている人、特に「自分のままではこの世界でうまく立ち回れないのでは」と不安になるタイプにはかなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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