
プログラマのためのFPGAによるRISC-Vマイコンの作り方
堀江 徹也
この本について
ソフトの世界に慣れているほど、「ハードに踏み込んでみたいけど、どこから触ればいいのか分からない」という壁にぶつかりやすいですよね。FPGAもRISC-Vも気になるのに、概念ばかり追ってしまって手が動かないまま時間だけ過ぎていく感じ、けっこう共通のモヤモヤだと思います。 この本がよかったのは、いきなり“電子工作の深い森”に連れていくのではなく、プログラマが普段使っている思考の延長でハードウェアを扱えるようにしてくれるところです。Chiselという言語を使ってFPGAを設計していく流れは、Scalaという馴染みある構文の上で動くので、ハード特有の距離感がぐっと縮まります。また、RISC-VをQEMUで動かしながらメモリマップを確認していくあたりは、抽象的な理解が一気に手触りに変わっていく感じがあり、ソフト側の経験がそのまま活きる実感がありました。 「仕組みを知りたいけど、闇雲に勉強しても続かなかった」という人ほど、この本の“具体的に動かしながら理解していく”構成は刺さりやすいと思います。ソフトとハードの境界にいる感覚が楽しくなってくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの86%が集中しています。
読書の順序
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