
墨子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)
草野 友子
KADOKAWA / 2018-09-22
この本について
仕事でも人間関係でも、相手の立場をどう扱うかでいつも迷います。自分の都合を優先しすぎてもギスギスするし、かといって「みんなに優しく」と言われてもそんな器用じゃない。どこまで踏み込めばいいのか、正直よく分からなくなることがあります。 墨子を読むと、そのモヤモヤに少し風が通ります。抜粋にも出てくる「兼愛」は、きれいごとの博愛とは違って、乱れの原因を徹底的に観察したうえで出てきた実践的な視点なんですよね。人が自分だけを守ろうとすると争いが起きる。じゃあどう振る舞えばいいか、という話が思想ではなく“行動の条件”として語られているのが腹落ちします。たとえば、仕事で相手の部署が動かないときも、「なぜうまくいかないのか」を感情より先に因果で考える、そんな態度に変わっていきます。 もう一つ大きかったのは、身分やしきたりより「ほんとに役に立つか」で物事を見る墨子の姿勢です。節用や尚賢の話は、今の組織でもそのまま使える視点で、余計な習慣に縛られているときほど効きます。「これって意味あるんだっけ」と、一度フラットに現実を見るきっかけになる本でした。 表向きのやさしさより、関係をどう成立させるかを冷静に考えたい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




