
部下を元気にする、上司の話し方
桑野麻衣
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2018-09-14
この本について
部下との会話がどうにも噛み合わないとか、こちらは丁寧に言っているつもりなのに相手が動いてくれない…そんな小さな違和感が積み重なって、自分の伝え方に自信が持てなくなる時があります。経験年数に関係なく起きる悩みだからこそ、どこを直せばいいのかが見えにくいんですよね。 この本が効くのは、単に「話し方のコツ」を並べているからではなく、そもそも上司である前に一人の人としてどうあるべきか、その足元を整えるところから始まっている点です。型がないまま自分流でやろうとして空回りしていたところに、「まず型を持つこと」「相手の生活や未来を想像して話すこと」という視点が入るだけで、会話そのものの温度が変わります。部下が求めているのは高度なテクニックではなく、上司が自分に関心を向けてくれているという実感なんだ、と腑に落ちるのも大きいです。 自分の価値観を押しつけていたかもしれない、と少しでも心当たりがある人には特に刺さると思います。明日から「ありがとう」「ごめんなさい」を自然に言えるようになるだけでも、関係性は確実に変わりますし、無理に盛り上げようとしなくても部下の表情がほぐれていく感じがします。 部下との距離が縮まらずに悩んでいるけれど、何から手をつければいいかわからない。そんな時に、自分を整える入口としてちょうどいい一冊でした。
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