
やる気を引き出し、人を動かす リーダーの現場力
迫俊亮
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2017-01-26
この本について
リーダーをやっていると、「正しいことを言っているはずなのに全然伝わらない」「任せたいのに結局ぜんぶ自分で抱えてしまう」みたいなモヤモヤがどうしても出てきませんか。僕もそうで、仕組みの問題なのか、自分の伝え方なのか、どこから手をつけていいのか分からなくなる瞬間がよくあります。 この本は、そんな行き詰まりをほぐしてくれる実例が多くて、読んでいると自分の現場に置き換えて考えやすいんです。特に刺さったのは、まず「いま会社がどんな状況で、どこに向かっていて、明日から何をすべきか」を丁寧に共有するという話。雑に方針だけ渡されても動けない現場を何度も見てきたので、ああ結局ここがズレると全部苦しくなるよな、と。もう一つは、「課題を解決するより、課題そのものを変えるのが経営者の仕事」という視点。目の前の火消しに追われていると忘れがちな感覚で、読むたびに立ち返る場所になっています。それと、任せる文化をつくるにはロスも含めて“投資”として受け入れる、という考え方も救われました。失敗した社員を責める前に、組織のキャパを疑うという発想は、実務にすぐ持ち込めます。 派手なノウハウではなく、リーダーとして現場と向き合う時に起きる「生々しい詰まりどころ」を解像度高く扱ってくれる本です。正論だけじゃ人は動かない、と薄々感じている人にこそ刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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