
0秒経営 組織の機動力を限界まで高める「超高速PDCA」の回し方
星崎 尚彦
この本について
仕事が詰まってくると、どうしても「忙しい」に逃げたくなる瞬間があると思うんです。自分もそうで、手を動かしているのに前に進んでいる感じがしない日がある。会議ばかり増えるわりに何も決まらないとか、現場の温度感と数字がズレていて落ち着かないとか、そういうモヤモヤはけっこう共通なんじゃないでしょうか。 この本が刺さるのは、「その空回りの正体」をきれいごと抜きで見せてくれるところでした。たとえば、忙しさやルーティンに隠れた非効率を平然と切り込んでいく視点。あるいは、社員が納得しない限り多数決すら認めない、腹落ちの重要性。さらに、現場を知っている人間が意思決定をすることの重さ。どれも立派な理論というより、実際に人と組織を動かしてきた人が体でつかんだ「現実のやり方」なんですよね。 読んでいて、すぐに魔法みたいに組織が変わる話ではないとわかるし、著者もそんな態度では語っていない。でも、少しずつ前に進むための“スピードの上げ方”は確かに示されている。自分も、説明に時間をかけたり、目標を手が届く範囲に置き直したりと、日々の行動が変わりました。 現場感のない理論に振り回されがちな人、チームのスピードが合わずに悩んでいる人にはとくに刺さると思います。自分もその一人でした。
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