
「疑う」からはじめる。 これからの時代を生き抜く思考・行動の源泉
澤 円
この本について
仕事のスピードが遅いわけではないのに、なぜか毎日バタつく。会議に呼ばれれば参加するし、タスクもこなしているのに、「本当にこれ意味あるのかな」とモヤッとする時間が増えていく。僕自身、報告のための会議や、なんとなくの意思決定に振り回されていた時期は長くて、気づけば自分の時間をぜんぶ “誰かの都合” に貸していた感覚がありました。 この本が効いたのは、「当たり前とされていることを一度止めて疑ってみる」という視点を、実務レベルにまで落として語ってくれる点です。たとえば、報告と連絡は自動化できるはずなのに、時間を使って人を集めてしまう理由とか、決めるべき会議が決められないまま進む日本型組織のクセとか。抽象論ではなく、「それ、明日から変えられるよね」というレベルまで行動を引き下ろしてくれるのがありがたいところでした。 もうひとつ刺さったのは、未来思考の捉え方です。未来を良くするために時間を使う、という言葉はきれいですが、この本では「じゃあ、いま何をやめるか」「どこがボトルネックなのか」を丁寧に見に行く姿勢が描かれています。固定化した価値観を外して、自分なりの判断軸を作るプロセスを実例込みで語ってくれるので、読んでいるうちに自分の考え方の癖が見えてきます。 「最近、忙しいわりに成果が出ていない気がする」「当たり前の働き方を疑う勇気がほしい」そんな人に特にしっくり来る一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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